それでもIwill be…(74)

090616.jpg「国語の記述はなんとかいけるんだけど、選択肢の記号問題が全然だめ…」
なんて、悩みをたまに聞くことがあります。
皆さんの頭のなかには、記述>記号選択というイメージがあるらしく、「まあ、大丈夫かな」なんて思ってる人もいるようですが、とんでもない話です。
このまま、放っておくと、記述の難度が上がるにつれてどちらもダメになってしまう可能性が大きいのです。


なぜかといえば、そういった人の解答には、「根拠」「理由」が欠けているからです。
「どうしてそれを選んだの?」と聞くと、「なんとなく…」「どこかに書いてあった」といった返答が返ってくるのが関の山。
これでは国語が上達しようはずもありません。
本文のここにこう書いてあるから、選択肢のアのこの部分はおかしい。
選択肢イの「絶対」という部分は、少し言いすぎ。
選択肢ウは、本文にまったく存在しない。
…といった、本文を基準にして照らし合わせた上での根拠が、はじめて皆さんの国語力を精密なものにします。
でないといつまでたっても、心もとない「感性」や見えない「文脈」に振り回されて、「なんとなく」というあいまいな読解から脱け出せません。
あらためて自分の読解法をふり返っみてくださいね。
(己斐教室S)