アイルの国語授業では、「漢字テスト」を週1回行っています。
スタート講座でも、その予行演習的なテストが行われました。
なかには範囲となっている漢字の事前学習が不十分で、「次からがんばりなさい」なんて言われてしまった人もいるかもしれませんね。
さて、この漢字テスト、単に漢字を覚えるだけが目的ではないのをご存知ですか?
練習や暗記の方法については、講師が効率の良い方法の指示を出しますが、初回についてはある程度自由度も持たせたクラスもあったかと思います。
なぜかといえば、「どのような練習をどのくらいやったら覚えられるのか」ということについて、考えるきっかけにして欲しいからです。
うまくいけばよし、そうでなければ、新しい方法(あるいは講師がアドバイスする方法)をすぐに取り入れてみる。
こうした柔軟性が、漢字テストの学習の上で重要となってきます。
もっとも困るのは、なんとなく漢字をノートに書きつけてよしとしてしまうこと。
これでは、いつまで経っても「覚えること」に習熟できません。
どうやったら、短時間で効率的に覚えることができるのか…その探求がまったくされていないからです。
いわば、漢字テストは、この「覚えること」をマスターするひとつの材料であるといえるでしょう。
漢字テスト自体の範囲はさほど多いものではありませんが、より大きな範囲(たとえば、理科や社会の暗記などを含めて)のものを覚える際に、重要な指針となるのです。
講師の指示やアドバイスを参考に、常に新たな工夫を続ける。
そんな自分の在り方を、きちんと見出してほしいものです。
(己斐教室S)
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