【問】
2010年2月12日、「第21回冬季オリンピック」が開幕しました。今回の大会はどこで開催されているでしょうか。国名と都市名を答えなさい。

【答】
カナダのバンクーバー
バンクーバーはカナダの南西部にある国際港湾都市です。
カナダでのオリンピックは、1976年のモントリオールオリンピック（夏季）、1988年のカルガリーオリンピック（冬季）についで三度目になります。
日本も1964年の東京オリンピック（夏季）、1972年の札幌オリンピック（冬季）、1998年の長野オリンピック（冬季）と過去に三度開催されていますから、なんだか親しみを感じてしまいます。
今回のバンクーバーオリンピックでは、史上最多の82の国や地域から約2500人の選手が参加しています。
日本からも94名の選手が参加しています。
4年に1度の開催ですから、この日に向けて重ねてきた日々がそれぞれの選手の中にあることでしょう。
また、開会式や閉会式がドーム型の屋内競技場で行われることも、オリンピックでは初めてのことです。
開会式では、打楽器を用いた先住民の伝統舞踊などが披露され、華やかな雰囲気が感じられた一方、開幕当日にそり競技の「リュージュ」でグルジアの選手が公式練習中に死亡するといった事故も起こっており、半旗の掲揚（けいよう）や喪章（もしょう）をつけての行進が行われ、同選手の冥福を祈って黙祷（もくとう）がささげられるといった、しめやかな雰囲気もありました。
思えば、今回フィギュアスケート男子日本代表の高橋大輔選手も、右足膝の前十字靭帯（じんたい）と半月板を損傷し、手術とリハビリで怪我を克服して氷上に戻ってきています。
また、スノーボードクロスの藤森由香選手も、公式練習中に転倒し頭を強打したためドクターストップがかり、競技参加を辞退しています。
スポーツと怪我は切り離せないものかもしれませんが、十分安全が確保された状態で競技が出来ることを願ってやみません。
選手の方が、オリンピックを目指して努力し、培（つちか）ってきた力を存分に発揮できることを祈って、応援したいと思います。
感動をよぶその姿が、次の選手を育てるのでしょうから。
ちなみに次回の冬季五輪は、ロシアのソチで開催予定です。
（皆実教室M）
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