畑のありんこ(582)

ブルーベリーあっというまに緑が濃くなり、見ている分には生命力あふれるよい季節なのですが、その分いそがしくなります。
うちではブドウの葉の新梢の伸び方が作業のバロメーターになっており、あ、そろそろ誘引せんといけん、とか、害虫が出た、やっつけろ、という時期の到来を教えてくれます。
その意味ではブルーベリーのように害虫のほとんどつかない木はエライ。
受粉もマルハナバチやミツバチがやってくれるので、ありがたい。

…結局、虫に頼って、虫に困りながら植物の相手をしているわけです。
国連環境計画(UNEP)の報告では、「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」そうで、虫をこわがっていたり忌み嫌ってばかりではいけませんね。
ヨーロッパでミツバチに害があるとわかった系統の農薬の規制も、日本ではあまり進んでいません。

ミツバチ

シジュウカラはGWのはじめごろ、無事巣立ったようです。
彼らも生態系を担う一員として生を受けたのだと思うと、姿を見かけたときは、がんばれよー、と心の中で声援を送ってます。

(五日市教室A)