食べきれなかったハクサイが咲いてしまいました。
菜の花と同じじゃ、とつぼみを食べたりもしているのですが(笑)。
アブラナ科は、花びらが4枚であることから、昔は十字花植物といわれていました。
学校の教科書にもとりあげられている植物ですが、双子葉植物の中では花びら4枚は例外的な数です。
しかもおしべは長いのが4本、短いのが2本とこれも変わってます。
植物の分類を苦手にしている生徒も多いのですが、まず双子葉植物と単子葉植物が見分けられるようになるといいですね。これは葉っぱの印象があればすぐ区別できます。
単子葉植物は花びらが3枚のものが多いのですが(イネ科は0枚ですが)、おしべは3本か6本で3の倍数になっています。
双子葉植物は花びら5枚、おしべは5本・10本で5の倍数が多いのです。タンポポは小さな花が集まったもの、と習いますが、1つの花を取り出してみるとやはり花びらは5枚です。
そのルールがわかったうえで例外を覚えると早いと思います。
植物はわたしたち生物の生態系の根幹を担っている存在です。
もっと小学校でも観察やその解説などに時間が割けたらいいのにな、とよく思います。
(五日市教室A)