【問】
2020年に予定されている東京オリンピックですが、開催は7月中旬から8月中旬と夏まっただなかです。
酷暑の中、暑さ対策としてどのようなものが考えられますか。
【答】
競技を行う時間帯の変更
サマータイムの導入
打ち水・ミストシャワー
道路の遮熱性舗装 など。
2018年7月23日、埼玉県熊谷市で最高気温41.1℃が記録されました。
全国各地で熱中症で搬送される人が増え、熱中症で死亡する例も多くなってきています。
気象庁は「猛暑を災害と認識している」と発表しました。
この中で、通常通りオリンピックを開催して大丈夫なのか? という議論が高まっています。
もちろん、大丈夫ではないでしょう。
そもそもヒートアイランド現象で都市部は気温が上がるわけですし、時期が時期です。しかも昼間です。
選手だけでなく、観客の命にもかかわります。
しかも国立競技場は、大幅に総工費が削られ、冷房の設置もなくなりました。
サマータイムの導入は、国民生活への影響やシステムの作成・運行のコストを考えると、現実的ではないという結論になっています。
かといって打ち水にどの程度の効果があるのか。誰がまくのか。どの範囲にまくのか。焼け石に水の気がします。
浴衣で観戦するとか、冷房のきいている建物の1階部分を一般に開放するとか…これも抜本的な解決ではないような気がします。
これで合わせ技一本になり得るのかな…と疑問です。
開催時期を秋にずらすとか、北海道で開催するとかする方がコスト的にも対応としてもわかりやすくて効果的だと思うんですが、時期や場所はすでに変えられないんでしょうねえ…。
開催することだけ考えて、あとで気づいた感を色濃く感じるのは気のせいでしょうかねえ。
(五日市教室A)