甘夏がけっこうなっているので、木の負担を減らす意味もあり、食べ始めています。
あらためて断面の房の数を数えてみたら、14でした。
温州ミカンは平均10くらいだそうです。
一箱数えてみて統計をとったら自由研究の材料になりそうですね。
房の数は、心皮の数です。
心皮というのは、葉の変形したものでめしべ(子房)を形成するものをいいます。
マメ科は1枚の心皮で子房ができています。
たとえばサヤエンドウの莢は1枚の心皮が半分に折れて莢(子房)を作っています。
オクラは5枚の心皮。断面を思い出してみてください。
五つの部屋があると思うのですが、それぞれが心皮が折れ曲がってできている部屋です。
ミカンは10心皮植物なのですが、結構ばらつきがあって、8~13の間になっていることが多いのだそうです(すでに誰かが数えているということでもあります)。
温州ミカンは中に種ができにくい品種ですが、複数の柑橘を育てている経験からすると、種ができるかどうかは結構品種によって違う気がします。
ちなみにあの房の中のつぶつぶは、液汁をふくむ「毛」です。
おいしい「毛」ですね、まったく。
(五日市教室A)