チャンネルアイル06号

07-09-18_16-36.jpg■受験に役立つ!?「運動会で身につけるメンタルタフネス(心の強さ)」
運動会シーズンですね。
残暑厳しいなか、練習にはげんでいることと思います。
今日は、この運動会をテーマに、受験にも通じるメンタルタフネス(ここでは、緊張に負けない心の強さ、という意味で使いました)について、考えてみましょう。
◇「緊張」という見えない敵


スポーツが得意な人も、そうでない人も、運動会で出番を待つときに緊張を感じない人はいないのではないでしょうか。
「うまくできなかったら、どうしよう」
「失敗するのではないか」
そんな不安感が緊張の根底にあって、自己への不信につながります
そして、それは心のなかだけでなく、身体にも影響してくるのです。
◇力みや脱力感を生む「自己不信」
自己不信は、すべて「失敗するのではないか」という自分に対する疑いに始まり、ついには、身体の力みや、脱力感へとつながります。
力んだり、脱力感を感じたままの状態では、最高の演技をすることはできません。
それどころか、練習では失敗したことがない部分まで、ミスをしてしまうことになりかねないのです。
◇「リラックスしなきゃ」は自己不信のうらがえし
だからといって、緊張しないために、
「リラックスしなきゃ」
「力んじゃだめだ」
などと自分で自分にアドバイスすることは、かえってより大きな緊張を生みます。
◇身体が覚えたことを「意識」しない
練習の時は一度も考えなかったこと、たとえば「次は手をどう動かすんだっけ」とか「これが終わったら、次はどうするんだったかしら」とか、先々の心配をしてしまうことで、「あー、分からない、どうしよう」とパニックを起こしてしまったりすることもあります。
練習を積んでせっかく身体が覚えたことなのに、変に「意識」することで、逆にぎこちなくなってしまうのです。
私たちは普段歩くことを意識していませんが、これを「右足をこういうふうに出して、次は左足を……」と意識してみると、とたんにぎくしゃくしてしまうのと同じです。
◇無意識にまかせて楽しむ
では、どうしたらいいのでしょう。
練習の積み重ねが前提として必要ですが、その自分を信頼して、任せてしまうこと。
ここでいう「自分」とは、いたずらに不安になったり、自己不信を招いたりしてしまう表面的な意識ではありません。
たとえば日常の歩行を支えている「無意識」と言ってもいいでしょう。
その無意識に自分をゆだね、練習を積んできた身体に100%の能力を発揮させるのです。
そのときの気分は、緊張でも不安でもなく、むしろ自然に起こるリラックス、あるいは、楽しむ心に近いものと言えるでしょう。
◇集中するための「儀式」をとりいれる
ところで、スポーツが専門のプロ選手やオリンピックの選手を見ていると、多くのことに気づかされます。
たとえば、構えたときに「必ず」ラケットをくるくる回すテニスプレーヤー、投球モーションに入る前に「きまった」動作を行うピッチャーなど。
これらは、本来の力を最大限に引き出すための自分なりの「儀式」といっていいでしょう。
それらの「儀式」に表面上の意識を向けることで、余計な妨害(不安感や自己不信など)の入り込む隙をなくし、心身の状態を整えているのでしょう。
『オーバー・ザ・トップ』というアームレスリングをテーマにした映画では、帽子のツバを後ろに向ける「儀式」が、うまく描かれています。
このくらいの動作ならば、運動会の練習時からでも取り入れることができそうですね。
◇テストにも役立つメンタルタフネス
長々と述べたことは、実をいえば運動会必勝法にとどまりません。
いつも皆さんが受けているテスト、さらには「受験」におけるメンタルタフネスのヒントでもあるのです。
もう一度、◇の見出しだけでも読みかえしてみましょう。
きっと役立つことがあるはずです。
■「アイル中学受験ニュース」開設
アイル中学受験ニュースでは、広島地区入試に関連した情報を随時UPしています。
■アイルHP保護者専用ページに「お知らせ」をUPします
長らく準備中でしたアイルHP内「保護者専用ページ」ですが、10月1日(月)より、教室で配付しているお知らせ類(PDF版)をUPすることになりました。
パスワードは、お子様の入退室カードに日々記載され、随時変更いたしますので、ご確認ください。
■横川駅前教室から「つるなしいんげん」
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まずは、画像をごらんください!
4年理社コースで、植物の発芽の条件」の勉強をするために植えた「いんげん」です。
(今はベランダのちょっとしたスペースで育てています。)
種が余ったので、「どうする?」と聞いてみたところ、「育てる~♪」と全員一致の意見。
さっそく、植木鉢を準備して植えてみました。
お盆前に植えたのですが、お盆が明ける頃にはにょきにょきと茎が伸びていて、びっくり!
さっそくみんなに報告すると、「見る~♪」とベランダに子ども達が殺到!
ただし…盛り上がったのは、この時だけでした(涙)
「育てる~♪」のあとの、(私たちじゃなくて先生が☆)という
みんなの心の声を、先生はどうやら聞き落としていたようだよ(笑)
もうみんな忘れているのかな~。
ものの本によると「すぐ花が咲く」とあったのですが、いまだに咲く様子はありません。
おかしいなぁ、何ができるんだろう…。←ちょっと不安。
植えてから約2ヶ月で実ができるとも書いてあったので、あと二週間もすれば、いんげんができる…はずです。
その頃には、「先生、収穫祭する?」と楽しみにしていたみんなも、いんげん君のことを思い出してくれる…はず?!
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-後記-
今回の「メンタルタフネス」は、18日にUPした「名言コラム第10回」の内容を受けてのものです。
合わせてお読み下さい。
(T)