ハクサイがだいぶ充実してきました。
この気温の中でよく成長するものです。
入試まで日が少なくなってきましたが、生徒たちにも冬期をへて蓄えた力をしっかり発揮してほしいと思います。
ハクサイは見慣れた野菜ですが、アブラナ科は交雑しやすいために、なかなか定着しなかった歴史があります。
キムチに使われているイメージも強いですが、これはわりと最近のこと。伊藤博文が朝鮮半島にハクサイを持ち込んだといわれています。
伊藤博文はどんなことを考えて導入したんだろうなあ。
唐辛子の方は15世紀に南蛮貿易によって日本に渡り、秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮にもたらされた、という説があります。
一方で、朝鮮出兵により日本に持ち帰られたという説もあるようで、唐辛子の生産が広まっていた西日本以外の地域に持ち帰ったと考えれば矛盾しないと考える人もいるようです。
けっこう身近なものと歴史上の人物とはつながるようで…
宮島のもみじまんじゅうも伊藤博文が関わっていたという説もありますしね(笑)
キャベツやダイコン、ブロッコリーなど、けっこう私たちの食卓はアブラナ科によって彩られています。
植物の分類も、まず野菜からやってみると、けっこう整理できますよ。
(五日市教室A)