それでもIwill be…(45)

090825.jpgウサイン・ボルトと50m走
ドイツで行われていた世界陸上で、ジャマイカのウサイン・ボルトが100m走、200m走とも世界新記録を打ち立てたのは君たちも知っているよね。
100m走で彼が出した記録は9秒58だったが、彼が50mを通過したときのタイムは5秒60だったそうだ。


君たちも小学校で50m走のタイムを計ったことがあるよね。
小学6年生男子の50m走の平均のタイムは8秒91なんだって。
それでは今日の問題。
平均的な小学6年生(名前はA君とします。)とウサイン・ボルトが50m走をしたら、小学生は何m負けるか?
そう、この問題は逆比を利用して解きます。
50mを走るのにかかる時間の比は5.6:8.9(上から2けたの概数で計算します)ですね。
整数の比に戻すと
56:89だから、速さの比は逆比で89:56になる。
ボルトが50m走り終わったとき、A君は
89:56=50:x
56×50÷89=32.4……だから、
スタートから約32mの場所にいるってこと。
50-32=18(m)も差がついてしまうんだ。
う~ん、やはり速い!
ちなみにみんな気がついていると思うけど、
50m~100mの間は、ボルトはなんと9秒58-5秒60=3秒98で走っているんだ。
約4秒と考えて、この区間の平均の速さは50÷4=12.5(m/秒)
時速に直すと45km/時にもなるんだ。
人類の進化を数十年進めたと言われた彼。
どこまで記録を伸ばすか楽しみですね。
ライオンが時速60km/時、チーターは時速120km/時出せるそうです。
動物の走る速度はさらにものすごいってことですね。
ちなみにゾウの走る速さは時速40km/時だそうです。
彼は、ゾウからは逃げられる。君は・・・
(五日市教室S)