【問】
天気予報や地震、火山、津波などの予報や観測を行うことを業務とする国土交通省に属する組織とは何ですか。
【答】
気象庁
先日の台風9号による豪雨災害で多くの人が亡くなりました。
衆議院議員選挙であわただしい空気の中、兵庫県佐用町では現在も災害復旧が行われているそうです。
台風の規模や進路はテレビなどで発表され、ある程度は準備や心構えができるのですが、しかし現実には予想もしなかった被害が出ることがあるのだということを改めて思い知らされました。
こうした災害から身を守るために気象・地象観測は欠かせません。
特に大きな被害をもたらす地震や火山の噴火などについては、継続的な観察・観測が必要です。
日本は世界でも有数の火山国・地震国ですが、阿蘇山や浅間山、桜島など現在もさかんに活動している火山についてはその活動が活発になる前兆はないか定点観測が続けられています。
地震についても、規模の大きな地震が来ることをテレビ・ラジオや端末で通知する緊急地震速報の提供や、地震後の津波警報の発信などさまざまな対応をしています。
また、貿易がさかんなわが国では、陸地だけでなく、船舶が航行する海域の気象予報も必須です。
今年はどうも冷夏のようです。
梅雨もぐずぐずとなかなかはっきりせず、雨のふり方も最近おかしいような気がします。
ゲリラ豪雨という名前がついたりしていますね。
これからますます人材が必要となってくる分野かもしれません。
こつこつと観測や検証を重ねる作業はまさに地道な仕事以外のなにものでもありません。
でも、人々に貢献する価値ある仕事といえます。
みなさんも身近な生活を守る仕事の一つとして考えてみてはどうでしょう?
(五日市教室A)