サンショは小粒でもピリ辛。
アゲハチョウが産卵するミカン科の木です。
若竹煮とか炊き込みご飯、お吸い物などに使いますが、辛いのはその実。
噛み割ると舌を刺す。
以前中華料理屋で激辛汁なし担々面を食べましたが、辛みの中心がサンショウで、舌がびりびりに麻痺しました。
調べたら辛み成分であるサンショオールには局所麻酔のはたらきもあるらしい。
痺れるわけだ(笑)。
屠蘇の材料でもある。
屠蘇は清酒や味醂にサンショウの実やキキョウ、ボウフウの根などをつけこんだ薬用酒です。
正月に飲み、無病息災、延命長寿を祈るものです。
ドランブイやイエーガーマイスターなども薬用酒の一種だし、ジンももともとはそうだから、酒と薬とは一体不可分の関係でありますね、とこれは酒が好きな人のせりふか。
植物由来の漢方薬があまたありますが、経験則からとはいえ、昔の人は薬効に詳しい。
で、薬草系リキュールのひとつ、シャルトリューズが好きだ。
ヴェールとジョーヌの2種類がありますが、ジョーヌの方が、やや好み。
100種類以上のハーブ入り。
これをトニックウォーターで割って飲むのも乙です。
ヴェールを使った「グリーン・アラスカ」というカクテルが有名ですが、別名を「エメラルド・アイル」といいます(笑)。
夏に涼やかなカクテルを…。
といいたいのですが、天候不順でやや各作物の作況が心配な今日この頃です。
(五日市教室A)