気になるニュース366回「聖火リレー」

【問】

東京オリンピックの聖火リレーでは、全国を走る前に、3日間かけて東北にある3つの県を走るのですが、その県はどこでしょうか?

【答】

岩手県、宮城県、福島県

なぜこの3つの県が、答えになっているか分かりますか? この3県は、東日本大震災で大きな被害を受けた県です。2020年の東京オリンピックの聖火リレーでは、現在のところ東京を15日間、被災地の3県を3日かけて走ることが計画されています。
そもそも平和を願う祭典として始まったオリンピックで、リレー選手が被災地を走ることは、感慨深いものがありますね。

ところでこの聖火リレーの火は、いったいどこからやってくるか知っていますか? オリンピックの聖火リレーの火は、開催地で灯されるのではありません。はじめは古代オリンピックの聖地である、オリンピアのヘラ神殿の前で採火されています。多くの人々の手によって開催地まで運ばれ、本当の意味でリレーになるわけです。

東日本大震災後から、岩手、宮城、福島の3県では過疎化も進んでいます。オリンピックの聖火リレーが、被災地に足を運ぶキッカケになればいいと思います。

(己斐教室 N)