畑のありんこ(100)

0907201.JPG縷紅草(るこうそう)が咲いている。
赤くて星型の小さい花が可憐です。
葉は葉でなかなか面白い。
ほとんど魚の骨。


光合成の効率悪くないんかいな、と思ったりもしますが、熱帯原産なので、日ざしの強さから逆にこうなったのかも。はて。
0907202.JPG
というのは、針葉の形態や三次元的な配置から総合的に見た場合、針葉樹は広葉樹より葉面積が広い、と聞いたことがあるからだ。
ああいうかたちを選んだのは、年中弱い光をキャッチし、他の樹種よりも早く生育できるというメリットのためだそうです。
つまり、寒冷地に適しているらしいのですね。
同じ遺伝子を持つ個体なのに、形態(たとえば葉っぱのかたち)やサイズが微妙に違うということが植物にはよくあります。
盆栽などがいい例ですね。大きくならない(というか、なれない)。
これを「可塑性」というのですが、固着した生活を送る植物にとっては、まわりの環境にあわせて生き延びていくために必要な能力なのかもしれません。
同一の植物でも、強光のところと、日陰のところとで、葉のつく角度や葉緑体のサイズ、気孔の大きななど異なってくるらしい。
うーむ。
汚い空気のところに住んでいる人は鼻毛が長い、と同じ理屈か?
生物の多様性に深く感じ入った次第です。
現在、縷紅草とゴーヤーとツルアリインゲンが3種交錯してフェンスに絡まっています。
0907203.JPG
ごちゃごちゃ。チャンプルー。
こういうのは混植っていわないんだろうな(笑)。
連載100回を無事迎えることができました。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
(五日市教室A)
××××
夏期講習生の募集を開始しました。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。