地球温暖化が原因で、オスよりもメスのほうが圧倒的多数を占めるようになったという研究結果がオーストラリアで報告されました。
この動物は何でしょうか?
【答】
アオウミガメ
2017年7月に宮崎大学の保田先生のご協力を受け、宮崎にウミガメの産卵を観察しに行ったのが昨日のことのようです。
運よくアカウミガメの産卵に立ち会うことができました。
それだけに、今回のニュースに大変驚いてしまいました。
オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ北部に生息するアオウミガメは、約9割がメスで占められているそうです。
カメは卵が産み落とされた時点ではまだ性別は決まっておらず、産卵してから孵化するまでの、その場所の温度によってオスかメスが決まるとのこと。
オスになるためには30℃以下でなければならず、これはほぼ全ての種類のカメにあてはまるんだとか。
温暖化の影響がこんなところにも出ているのは驚きですね。
この状態が続けば、アオウミガメという種の継続にも影響をあたえるに違いありません。
ウミガメが直面している問題は温暖化だけでなく、海の汚染などもあり、絶滅の危機にあるとみなされています。
私たち人間は環境問題に対して、真剣に取り組まねばなりません。
(アイル代表S)
※画像は、私たちが昨年宮崎で撮影したアカウミガメです。