計算力をつける方法
最近の子は計算力が落ちているとよくいわれますね。
授業をしていても、確かにそんな感じがします。
たとえば、みんな九九はスムーズに言えても、2けたのかけ算になると途端にスピードが落ちてしまうんじゃないかな。今回は2けたのかけ算について書いてみようと思います。
まずは次の計算をやってみてください。
17×18
答えを暗記している人でない限り、こういう問題はみんな筆算を使って計算するよね。
筆算を書いてみると次のようになる。
この筆算の中で、実際に計算する順番は
だけど、実は、②は10×8、③は7×10、④は10×10の計算をしているんだということは学校でも習ったはずだよね。
つまり、17×18という計算は
という4つのかけ算の和を求めればいいわけだ。
というのが答えになる。
さて、ここからが本番。
上の*印の式を見てほしい。
17×18の計算は
で求められることがわかるはずだね。
つまり1A×1Bというかけ算は
という式で求められることになる。
A×Bは一桁のかけ算だし、10×(1A+B)も0を一つつけるだけの計算だから、暗算で計算することが可能になるのです。
さらに、A+Bが10になるかけ算は計算がもっと楽になる。
となるからだ。
これを使えば
というようにかんたんに計算できてしまうんだ。
最後は僕からのチャレンジ問題
98×92の計算を暗算で、しかも五秒以内に解いてほしい。
上の文章が理解できた人は簡単だよね。
(五日市教室S)
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