畑のありんこ(517)

サンタ飼っている鳥の保温のための温室の空きスペースで菜の花を発芽させています。
いつ外に出すのか考えどころで、菜の花も冬の寒さにあたることで花芽分化が起こりますから、それを確かめるために実験的に外に植える時期を変えてみてもいいかなあ、とか考えています。

冬の成長はすごくゆっくりで、1か月2か月単位で見て大きくなったかも、と感じるものの、夏のような生育の速さはありません。
一方で、よくもまああの寒い中で枯れないもんだ、とも感心するわけで、生命というのはいやはやたくましい。
葉もの野菜は冬になると凍結を防ぐために糖分を葉にためますので、甘くなるっていいますよね。

以前、ホウレンソウが何かの拍子にすごく甘くなり、娘とプランタのホウレンソウをおやつがわりに食べていた年もありました。
ちょっとしたお菓子を食べているレベルの甘さでした。

冬に収穫した野菜には夏の野菜とは異なる性質の生命力が宿っているような気がします。
夏がはじけるような開放的な生命力なら、冬は隙間なくひしと充実した守りの力、でしょうか。
それをいただいていると自然の営みを体の中にとりこんでいることにもなるのでしょうね。

クリスマスが近くなりました。
ミニチュアの人形を使って一夜の様子をつくってみました。

(五日市教室A)