5年生では、今週、伝統工業を学習した。
小学生の頃、備前焼のふるさと、備前市伊部に住んでいたぼくには、ちょっと懐かしさを感じさせる単元だったりする。
伝統工業の問題点として、後継者不足が挙げられていたことを覚えているかと思うけれど、これはなかなか深刻な問題だ。
そういえば、小学校の同級生のなかに何人か、すでに結婚相手が決まっている友人達がいたことを思い出す。
それも、すべては伝統技術を守るためなのだろう。
備前焼の作家は、土をちょっと口に含んで味見するだけで、いい土かどうかを判断していた。
こういうことは、それこそ備前焼の家に生まれない限りは身につけられないような気がする。
それでも、最近は他所の土地からも備前焼を学びに来る若者も少なくないとか。
ぼくの友人の何人かも、そろそろ腕と名前を上げてくる頃かなあ…。
(己斐教室S)
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