畑のありんこ(513)

スナップ庭にスペースができたので、マメを植えることになりました。
スナップとソラマメを準備中です。
スナップは発芽しました。ソラマメはまだです。

マメ科はキク科、イネ科に続く大きなグループですが、食糧になるイネ科やマメ科と人類のつながりは強く、古代文明あるところ必ず栽培植物あり、という感じです。
エジプトやメソポタミア、インダス文明では小麦、中国文明ではイネ、中米のマヤ文明ではトウモロコシ、南米のインカ文明ではジャガイモ。

マメ類は蛋白質を補う意味でも文明の発達に寄与したといわれています。
日本の日々の食卓は世界の歴史を食べていることになります。

けっこう外国から入ってきた作物が多いので、どこからが和の食材なのか線引きが難しい。
主食のイネ自体伝来してきたものですし…
以前ND清心中で、「本来の『和』は、異質のものを同居させ、そこに違和感を生じさせないはたらきのことである」という趣旨の文章が出題されたことがあります。
これなら、納得がいきます。
出自がどうであれ、関係なく共存するということになりますもんね。
日々の食事の際に、食材のいろいろな話をしてやるのも、世界が広がると思いますが、どうでしょう。

(五日市教室A)