【問】
今年の2月に琉球大学が対馬で撮影したことが話題となった、すでに絶滅したとされている動物は何ですか。
【答】
ニホンカワウソ
まだニホンカワウソと決まったわけではないのですが、その可能性がある、ということで話題になっています。
ニホンカワウソはかつて北海道、本州、四国、九州の沿岸や河川に生息していましたが、高知県の新荘川で1979年に動画が撮影されて以来目撃情報がなく、2012年に環境省がすでに絶滅したと考えられるという発表をしています。
毛皮をとる目的での乱獲や、河川などの水質が悪化したことが原因だと考えられています。
7月に行われた追加調査ではふんが回収され、DNA分析をしたところ、ユーラシアカワウソのものだということでした。
確かに韓国から渡ってきた可能性もあります。
ただ、撮影された個体のふんかどうかは確定できませんから、今後の調査に期待したいところです。
絶滅したと考えられていた生き物が生きのびていた例はクニマスの例があります。
ニホンオオカミの絶滅はよく知られています。
トキやクニマスは野生絶滅です。飼育下、あるいは元の生息地域以外で野生化したもののみが認められる場合です。
絶滅危惧種は3690種。
生き残っていてほしい、と願います。
(五日市教室A)