先週、5年生の授業で、漢字の成り立ちを勉強しました。
その学習の一環で、「国字」といって日本で作られた漢字があることを教えたよね?
「畑」
「峠」
といった例が、テキストにも出ていたのを覚えているかな?
その際に、「国字は日本で作った漢字なんだから、『基本的には』訓読みしかないんだよ」って説明したと思う。
だから、「国字」が会意文字に分類されるのも当然なんだ。
ところが、物事に例外はつきもので、「音読み」がある「国字」もあったりするから面白い。
たとえば、
「働」
がそれ。
「はたら(く)」という訓読みだけでなく、「ドウ」という音読みもあるのはご存知の通り。
(これは会意文字であるとともに、形声文字でもあるわけだ)
さらに面白いのは、この「働」って漢字は、いまでは中国でも使われるようになっているってこと。
和製漢字が、逆輸入されたわけなんだね。
(己斐教室S)