気になるニュース第334回「夏の甲子園」

【問】

「夏の甲子園」は今年で99回となりました。
1915年から始まったこの大会は、過去に5年間ほど開催されなかった期間がありますが、それはなぜでしょうか。

【答】

太平洋戦争のため

「夏の甲子園」の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」で、1915年(大正4年)からはじまりました。
最初は「全国中等学校野球優勝大会」といわれ、豊中球場での開催でした。
現在の甲子園球場で開催されたのは、1924年の第10回大会からです。

1941年、太平洋戦争の影響で、第27回大会の地区予選の途中で中止となり、その後1945年まで開催されませんでした。
太平洋戦争は1941年12月8日にはじまり、1945年8月15日に終戦となったので、ちょうどその期間にあたります。

そのほかにも、1918年の第4回大会は出場校が決まっていたものの、米騒動のために中止となっています。
100年にわたる大会の歴史を見ると、こういったスポーツイベントが開催できるのは、平和に暮らせる環境があるからだ、ということがわかりますね。

さて、広島県の代表である広陵高校はベスト16に入りました。
夏の初制覇をめざしてがんばってほしいですね!

(皆実教室T)