今年度（2009年度）の広島女学院中の入試問題です。
ちょっと考えてみてくださいね。
□次の計算をしなさい。
11×0.44＋22×0.33－12×0.55

どうでしょう？
入試によく出題される計算問題の中に、共通因数を括り出す形のものがあります。
上記の問題について、よく見てみると
0.44＝0.11×4
0.33＝0.11×3
0.55＝0.11×5
だということに気がつきますね。
そこで
11×0.44＋22×0.33－12×0.55
＝11×4×0.11＋22×3×0.11－12×5×0.11
＝44×0.11＋66×0.11－60×0.11
＝（44＋66－60）×0.11
＝50×0.11
＝5.5
とすれば、とても簡単に計算ができます。
なぎさ中の入試問題にも
0.49×3210－0.49×1231＋0.49×2121
という同じ形の計算が出題されています。
こちらは共通因数が、0.49と一目瞭然ですね。
0.49×3210－0.49×1231＋0.49×2121
＝0.49×（3210－1231＋2121）
＝0.49×（3210＋2121－1231）
＝0.49×4100
＝49×41
＝2009
今年は2009年ですから、どこかの中学校が計算の答えが2009になる問題を出題すると思っていましたが、なぎささんでした。
ただやみくもに計算するだけでなく、工夫できないか考えてみることが、計算力を高めていく一つの方法です。
みなさんも、計算日記や計算テストに取り組むときに、まずは一呼吸！
問題をよく見てから解いてみてくださいね。
（五日市教室S）
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