【問】
最高裁判所を構成する裁判官の人数は何人ですか。
【答】
15人
日本の司法制度では誤った判決を防ぐために、3回まで審理を受けることが認められていて、これを三審制と呼びます。
最高裁判所はほとんどの事件についての最終審理を行う場であり、長官1名と裁判官14名で構成されています。
ここまでは、6年上のテキストで学習する内容ですのでぜひ覚えましょう。
最高裁判所の判決はおのずと重要なものばかりとなりますが、実はほとんどの事件は裁判官5名の小法廷で審理されます。
一方で、15名全員で審理する大法廷は一年に数度。
「憲法の番人」と呼ばれる働き、つまり、立法や行政が憲法に違反していないかを審査するときに限られているのです。
この3月には、大法廷によって、警察のGPS捜査に関する判断が下されました。
裁判所の許可のないGPS捜査は個人のプライバシーを侵害するために違憲であるというものです。
同時に、国会では「テロ等組織犯罪準備罪」の法案について連日のように議論されています。
反対側野党は、行政の監視が一般の国民にも及ぶのではないかと意見していますが、これを憲法の番人はどう見るのでしょうかね。
いけんいけん、その意見は違憲じゃ。
つまらない落ちで終わります……。
(横川駅前教室う)