【問】
次の言葉から連想される人物名を答えなさい。
「泣き虫」「メダリスト」「トライリンガル」
【答】
卓球の福原愛さん
リオオリンピックを終えた福原愛さんが台湾の江(ジャン)さんとの結婚を発表されました。
幼い頃から「泣き虫愛ちゃん」として、また、「天才卓球少女」としてテレビに登場していましたので、親心に似た感情で応援していた方も多いのではないでしょうか。
私もその一人で、驚き・嬉しさと同時に少し寂しさも感じてしまいます。
い、いけない、このままではワイドショーのような記事になってしまう・・・
ところで、「泣き虫」や「天才」よりも福原愛さんにふさわしい肩書きは「真の国際人」だと思います。
彼女の経歴を追うと、国際人とは何かが見えてくる気がします。
まず、彼女の堪能な中国語は卓球留学や中国人コーチのおかげである以上に、卓球で世界と戦うという明確な目標と強い意志の賜物でしょう。
まず目標があり、その達成手段が言語の習得であったと思われます。
ちなみに英語もすごく上手だそうですよ。
また、靖国神社や尖閣諸島の問題で日中関係が冷え込んだ2000年代には、両国の架け橋のような存在でもありました。
2008年に来日した胡錦涛(こきんとう)国家主席と卓球をする姿には、あらゆる社会問題を忘れ微笑まずにはいられませんでした。
スポーツの力に加えて、彼女の人間力を感じた瞬間でした。
江宏傑さんは台湾の方。
今度は三カ国、いや、三つの国や地域、こう言わなければいけない微妙な関係の架け橋としての活躍を期待しています。
(横川駅前教室う)