【問】
6月1日、スイスに何と全長57㎞のゴッタルドベーストンネルが開通し、世界最長となりました。
これによって、世界第2位となったトンネルは何ですか。
【答】
青函トンネル
現在も海底トンネルとしては世界最長を誇る青函トンネル、開通は1988年です。これ以降、北海道と本州を結ぶ海峡線として活躍してきましたが、今年からは北海道新幹線が使用しています。
全長53.9キロメートルです。
私が大学生だったころは、まだ開通しておらず、連絡船が出ていました。
一方のゴッタルドベーストンネルはスイスのアルプス山脈を貫くトンネルです。
南北ヨーロッパをつなぐ重要なルートですが、これまでの道路や鉄道(ゴッタルドトンネル、全長15kmを含む)では、交通量が増えた現在、パンク状態になっていたそうです。
そこで、環境を損ねないために鉄道輸送の方を拡大するために建設が行われた、という事情も環境立国のスイスならでは、と感じますね。
そしてトンネルを掘る技術。
日本は世界トップレベルです。
日本は国土が狭いため、地下鉄や上下水道、通信設備の埋設、あるいは豪雨時の大量の水の溜め場所としてなど、さまざまな目的でトンネルが数多くほられています。
シールド工法というやりかたが主流ですが、この工法、最初はフナムシが木の板に穴を開けていることから着案された、といわれています。
自然を利用するためには、自然に学べ、と教わる気がします。
(五日市教室A)