今週も5年生理科編。
17Termは「酸素と二酸化炭素」
で,今まで聞いたことのない薬品の名前などが出てきます。なにがやっかいかというと,この薬品同士の反応というのは,想像しにくいし…目で見ても何ができているかはわからない。つまり「実感できない」というカベが立ちはだかるのです。
ここが理科という科目の難しさです。これは小学校で習う理科だけでなく,中学高校と進むにつれそういった「実感しにくいもの」が増えてしまいます。
そんな「実感できない」というカベを乗り越えるには…
「そういうものとして受け入れる」
しかありません。しかしその境地までたどり着くのは…これまたちょっと難しい。ただ,「何も考えず、がむしゃらに覚える」が一番。そう,この「がむしゃらに覚える」がいいのだけど,どうすればがむしゃらに覚えられるのか?それは…「集中してやる」しかないのです。
よく「集中して」という言葉を聞きますが,「集中する」とは結局そのほかのことを考えないということになります。つまり,その「集中する」ことにより「何でこんなことが起こるのだろう」という部分を思い出させないようにするのです。
もちろん,理科において「何でこんなことが起こるのだろう」ということはとても重要なことです。そしてその疑問から理解につながります。が…しかし!受験までの期間,そして今やっている「覚えなければいけない物」の量を考えると,「何でこんなことが起こるのだろう」から考えていると,どうしても時間が足りません。
そこで,まずはその現象自体を暗記しなければならないのです。暗記がきっちりできていれば,問題演習をこなしていくなかで,少しずつ理解ができていきます。当然その過程の中で先生などに少しずつ質問をしていくこともおすすめします。そうやって「脳の成長」や,「心の成長」が進んでいくと,ある日突然「ああ,そうか!!」と,まさに「腑に落ちる」ような瞬間がやってきます。こうなればあとは簡単なんですが…(..;)
ここまでくるのにどれだけ時間がかかるかは…本人次第。がんばりましょう!
(己斐教室N)
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