気になるニュース第258回 「日本初の命名権」

【問】

2015年12月31日に日本の理化学研究所が命名権を獲得した新しい元素の元素番号は何番ですか?

【答】

113番

日本初、いやアジア初といってよい科学の快挙が日本の理化学研究所によって成し遂げられました。
理化学研究所が百十三番目の新元素の発見者として認められたのです。

私たちの周りに存在している元素で最も重いものはウランです。
原子力発電などに使われているのでみなさんも知っていますね。
ウランの原子番号は92なのですが、それより重い元素は不安定で壊れやすいため自然界には存在していません。
ですから、それより重い元素はすべて人工的につくられてきたのですが、その発見はアメリカ、ロシア、ドイツの3カ国の独壇場でした。
今回、それを見事になしとげた日本の研究チームは実験方法も独特だったそうです。
大きな元素同士を衝突させてその中から新しい元素を探すという米露独のやりかたとは違って、そっとぶつけて融合させるという方法でおこなったそうです。
いかにも日本流ですね。
 
新元素の命名権を初めて日本が獲得したわけですが、「ジャポニウム」というのが有力視されています。
日本人として誇りに思いますし嬉しいことですね。
科学の発展に一つの足跡を残した理化学研究所の実験チームに拍手を送りたいですね。

(アイル代表S)