気になるニュース第253回 「ミャンマー総選挙」

【問】

ミャンマーで25年ぶりに総選挙がおこなわれ、野党・国民民主連盟(NLD)が大勝しました。
NLDの党首は誰ですか。

【答】

アウンサンスーチー

ミャンマーはかつてイギリスの植民地で、第二次大戦中には、日本が攻め込み、多くの日本人が亡くなった場所でもあります。
大戦後の1948年に独立しました。

62年にクーデターを起こした軍が国を支配するようになりました。
88年には民主主義の政治を求めて民主化運動が広がり、アウンサンスーチー氏もこの時の民主化運動のリーダーとして参加し、国民民主連盟(NLD)を結成しました。

ところが、スーチー氏は軍によって自宅軟禁させられ、外とのやり取りを制限されてしまいました。
91年には、ノーベル平和賞を受賞していますが、授賞式には出席できませんでした。
受賞演説は自宅軟禁が解かれた21年後の2012年に行っています。
 
スーチー氏の今後は、軍の協力を受けながら党を指導していくと見られています。
日本とミャンマーはつながりの深い国とはいいがたいですが、同じアジアの一員として興味を持っておきたいですね。
また、世界には軍部が支配して、民主化されていない国があるのですね。

(皆実教室F)