気になるニュース第250回 「蛍光灯が消える!?」

【問】

政府はエネルギーを多く消費する白熱灯や蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質禁止する方針を固めました。
では、これにかわって置き換えが促進されるものはなんでしょうか。

【答】

LED

長い間、家庭の照明器具として親しまれていた白熱灯ですが、東日本大震災後の電力不足問題で、消費電力が大きいことから、その製造・販売の自粛(じしゅく)を迫られ、2012年10月には大手のパナソニックが製造をやめました。

さらに蛍光灯について、これまで政府はLEDと蛍光灯とをわけて、品目ごとに省エネ性能が最もすぐれた製品の基準を満たさない製造や輸入をできないとする「トップランナー制度」で規制してきましたが、これを照明として品目をひとつにまとめることにしました。

これによって、LED並みの省エネを達成することが困難な白熱灯や蛍光灯は、その製造や輸入ができなくなる見通しです。
これは省エネ対策の一環として表明されたものであり、日本の温室効果ガス削減への取り組みをアピールする目的もあるようです。

節電を進めることはとても大事なことです。
そのためにもLEDの「値段が高い」という問題点も、あわせて解決していかなければいけませんね。

(皆実教室T)