花は地上で咲き、移動して地中で実を作る。
変わったやつです。
というのは落花生。
花が咲いたあと、子房柄が伸び、地面にささります。
そして地中でふくらみ、見慣れたあの落花生ができます。
鳥や虫に食べられないための知恵とか。
観察していると、結構面白い植物の一つですが、栽培の歴史はかなり古いようです。
収穫する時は全部一気にズボズボッと引き抜きます。(…これであってるんだろうか?笑)
つまり、何本子房柄が地中にささっているかが収穫の多寡を決めてしまいます。
先日ちょっと確かめたら、いっぱい刺さってた。(そして、刺さろうとしているのもたくさんあった。)
いいねえ。がんばれ。
収穫が楽しみです。
ちなみに千葉県が日本の生産量の7~8割を占めるそうです。すごいな。
植物は成長の過程や実が大きくなって熟れていくところなど、変化も楽しみの一つですね。
「目肥やし」という言葉がありますが、時間があるときは、なるべく目繁く(こんな言葉ないかな…)見て回るようにしています。
そうすると確かに色々気づきます。
大体害虫の少ない果樹なんですが、こないだはブルーベリーに虫がいました。
調べてみたらチャノコカクモンハマキガ、の幼虫っぽい。
こら。葉っぱや新芽食うな。
先日の夜、帰宅してダイコンの葉をチェックすると、ナメクジくんがいっぱいついてました。
こら。あっちいけ。
ハクサイの株元や葉にはヨトウムシやアオムシが。
こら。無断で食うな。
…と、こんな戦いの後ですので、収穫の喜びが一入(ひとしお)なのですね。
親が子を育てるときも目肥やし、たっぷりいりそうですね…。
有形無形の関わりが人間を育てていくのでしょう。
先日干し柿を10個だけ吊るしました。
秋を実感しています。
(今日のハイビスカス)
(五日市教室A)