畑のありんこ(414)

品評会おなじみJA祭りに行ってきました。
今年はある小学校を借り切っての開催、大々的でした。シャトルバスも出てた。
アイルの教え子がJAの職員になっていてびっくりした。
声をかけてくれました。

野菜の即売以外にも、足踏みもちつきの体験や、もみがらの中からの宝探し、牛の足の丸焼きなど、ちょっとしたお楽しみ的要素もあわせて農業に親しんでもらおう、という感じのイベントです。
今年は残念ながら参加できませんでしたけど、品評会に出品された野菜などの競り売りなども例年行われています。

食育、ということで子どもにはクイズがあり、その中でタマネギの食べているところは①根 ②葉 ③実 のどれかなんていうのがあり、幼い子どもに聞かれたお母さんが「根かな、いや実でしょ」なんて答えているのを聞いてガクッとなるとともに、知らないって怖い、観察しないって怖いな、と思った次第でした。
「丸いのは実!」と思われたのでしょうか、一枚一枚はがれるのは明らかに葉だと思うのですけど。

中学校ではタマネギの葉を鱗葉って習いますよね。
サボテンのとげも食べられるのを防ぐために葉が変形したものです。
ジャガイモが茎でサツマイモが根なんていうのも、よく話題になりますが、まあ生活の上ではどうでもいいっていうか、知らなくても生きていけるという知識ではあります。
でも、知っていた方がこの世界がどんなふうになっているのかわかって楽しいし、そういった気持ちを好奇心と呼ぶと思うのです。
そういった好奇心を持つ子に育てるためには、親も好奇心いっぱいでないといけないですよね。
ぜひ、身の回りのことを「へえーっ、こうなっているんだね!」と楽しむ気持ちで子どもと体験を共有してみてください。
その中から、きっと子どもが面白いと感じるものが出てくると思います。

(五日市教室A)