【問】

図の青い線は、中東諸国で産出される原油を日本へ運ぶためのタンカーの航路を示しています。
資源のない日本にとっての生命線とも言えるこの航路を何と呼びますか。

【答】

オイルロード

レミソーラシーレミー＃ファミレシー♪
「シルクロード」といえば喜太郎。
ではなくて、長きに渡りアジアの交易を支えた陸路のこと。
ときに歴史の戦火を浴びながらのらくだキャラパンによる砂漠横断は苦労の連続だったことでしょう。

一方、現代の産業に不可欠な原油を運ぶ海路が「オイルロード」。
年間2億4000キロリットル輸入される原油の大部分がこの道で日本に運ばれ、私たちの生活を支えています。
「オイルロード」沿いには貧しい国も多いため、海賊などの危険性が高く決して安全な道ではありません。
そして今、新たな脅威がこの海路を脅かしているのです。
時事問題とからめて少しおさらいしておきましょう。

①狭いホルムズ海峡には機雷の危険性
　安保法成立により、アメリカを後援する日本もテロの攻撃対象になる危険性が高まったと言う専門家もいる。
②狭くて浅いマラッカ海峡
　世界の貿易量増加により、年間14万隻の大型船が通る大渋滞。常に座礁・転覆の危険がともなう。
③南沙諸島の領有権問題
　中国がさんご礁地帯を埋め立て、領海を宣言。中国軍基地が建設される可能性もある。

今日の生活が明日も続けられる保証はどこにもないことを思い知らされますね。
できれば平和に「老いるロード」を歩みたい。

（横川駅前教室う）