気になるニュース235回「歴史的な合意」

【問】

7月14日、関係する欧米などの6カ国と核開発問題の平和的な解決に向けて最終合意した国の名前を答えなさい。

【答】

イラン

イラン2002年から、核兵器をひそかに開発しているのではないかという疑惑をもたれていました。
今回の合意では、イランの核開発に制限が加えられ、この制限により、イランは核兵器を製造できなくなります。
そして、その見返りとして、欧米側はイランに対しての経済制裁をゆるめるという内容になっています。
このことは、敵対していたアメリカとイランが歩み寄り、国と国との話し合いによって核兵器の拡散を防止できた「歴史的な合意」として、新聞やテレビで報道されています。

このニュースには、中学受験の時事問題で出てきそうな語句がたくさん出てきています。

・「核なき世界」を掲げるオバマ大統領の大きな成果。
・イランをIAEA(国際原子力機関)の監視下に置く。
・欧米6カ国は、国連安全保障理事会常任理事国(米英仏中ロ)+ドイツ

学習の範囲としては、ちょうど6年生がこの夏休みに勉強したところですね。
「歴史的合意」と表現されるぐらいのニュースですので、覚えておくと今度の入試でいいことがあるかもしれません。

(皆実教室F)