【問】
食品工場や農園などから出る食品廃棄物を、家畜のえさとして有効利用しようという動きが注目されています。
こうして作られた家畜の飼料を何といいますか。
【答】
エコフィード
日本が輸入しているトウモロコシは1600万トン前後です。
主に家畜の配合飼料を作るために輸入されているわけですが、これら輸入される穀物の値段が高くなると、畜産経営には大きな打撃があります。
また自給率の問題からも、えさを外国頼みにしているという状況もいいことではありません。
エコフィードは食品工場から出る野菜のくず、パンや麺類、豆腐工場から出る「おから」、コンビニやスーパーの売れ残りの食品、キノコ園で使っていた培地など、さまざまなものから作られます。
単純にゴミが減るだけでなく、経営のコスト削減や安全性の点からも今後さらに進んでいくと思われます。
しかも肉質もよくなったりするそうです。
国も普及に力を入れています。
温暖化で異常気象が進み、安定した穀物の生産・輸入が難しい時代がすぐそこまで来ているような気もします。
知恵をしぼって対応していきたいですね。
(五日市教室A)