【問】
ちょうど1ヶ月ほど前の4月25日にインドや中国と国境を接する国で大きな地震が発生し、大きな被害が出ました。
その国の名前を答えなさい。
【答】
ネパール
ネパールはインドと中国にはさまれた、海に面していない国で、面積はおよそ14万平方キロメートルと、北海道の1.8倍くらいの小さな国です。
この国の北部には、世界でもっとも高い山であるエベレストをふくむヒマラヤ山脈があり、ネパールはそのヒマラヤ登山の玄関口としての役割をはたしています。
地震は首都であるカトマンズの近郊で発生し、建物の倒壊、雪崩、土砂崩れなど、大きな被害をもたらしました。
カトマンズには世界遺産に指定されている歴史的な建物が多く、それらが倒壊したことで、この国の主要な産業である観光業にも大きな影響をあたえています。
1ヶ月経った現在でも、カトマンズ市内ではテントで生活する人が多く、がれきの片付けなどもすすんでいないなか、6月には雨期とよばれる雨の多い時期に入り、ますます復旧が困難になると考えられます。
日本のテレビや新聞での報道は、ほとんどなくなり、私たちの記憶からも薄れてきていますが、ネパールでは、ようやく復興がはじまったところなのです。
(皆実教室T)