シランが咲きました。
気難しいランの中では栽培しやすく、ほとんど手をかけなくても毎年開花します。
えらい、というかたくましい、というか…。
栽培ランといえば、カトレヤやデンドロビュウム、胡蝶蘭などが有名ですね。
野生のランの仲間には絶滅危惧種も多いのですが、独特の進化をとげている種がかなり見られます。
たとえば、どんな昆虫に花粉を媒介してもらうかによって花の色、においなどを変えていることが知られています。
昼に行動するチョウの仲間向けの種は視覚中心に、夜行性のガを利用するものなら花の色は白や黄緑色で地味なかわりに、臭覚に訴えかけるよう香りを強調している。
中には、特定の昆虫しか蜜が吸えない形に進化しているものさえあるそうです。
頭いいぞ、植物。
というか進化って不思議ですね。
そう思って改めてシランの花の形をみると、神秘的な思いに満たされます。
生命に対する敬虔な気持ちを持った人間になりたいと思っています。
子どもたちにも…。
ウメが大きくなってきました。
(五日市教室A)