気になるニュース第219回 「食料自給力」

【問】

日本で消費する食料のうち、国内で生産される量の割合を食料自給率といいます。
現在の日本の食料自給率(カロリーベース)はおよそ何パーセントでしょうか。

【答】

40パーセント

農林水産省は、食料自給率の目標を50%から45%に下げることを発表し、あわせて「食糧自給力」というあらたな指標を発表しています。
これは、外国からの輸入が途絶えた場合を想定して、国内の農地をすべて使ってどの程度の食料をつくりだすことができるか、をあらわしたものです。

4つのパターンがしめされましたが、栄養バランスを考えてこ目などの穀物を中心に作付けした場合、国産だけでまかなえるカロリーは必要量の70パーセントしか確保できないそうです。

ちなみに、その場合のメニューは、1日ごはん2杯、うどん1杯、焼き魚1切れ、牛乳は5日にコップ1杯、焼き肉は10日に1皿などとなっています。
今の豊かな食生活から考えると、かなり厳しい状況となることがわかります。

食糧自給力をあげることももちろん大切ですが、外国からの輸入ができない、といった事態にならないように備えることも大切ですね。

(皆実教室T)