畑のありんこ(381)

土筆娘が、友達がつくしを見たといっていたというので、いつもの場所に行ってみました。
去年より数は少ないですが、すでに長けているものも結構ありました。
少しだけ摘んで帰りました。

ツクシの胞子は湿度によって長い腕を伸ばしたり縮めたりするので、顕微鏡観察のいい材料でもあります。
一年に1度しかタイミングがないので、今がチャンス! 顕微鏡を持っている人はぜひ。
また、胞子を放出する部分をよく見ると、生物界ではスタンダードな六角形のしくみを見ることができます。
雪の結晶やハチの巣、カメの甲羅、昆虫の複眼など、六角形の造形が自然界にはたくさんあります。
一見関係のない生き物に共通するルール。
自然の世界に胸をうたれてしまいます。

トクサの仲間は起源がかなり古く、絶滅危惧種に指定されているイチョウより古い。
そんな生きている化石状態のものを食べていいんだろうか…と少し考えますが、やはり食べてしまいます(笑)。
ハカマを剥いたことのある子ども、どのくらいいるのかな…

(五日市教室A)