【問】
自民党や民主党が中心となって、選挙権の年齢を下げる法案を国会に提出する予定です。
この法案では選挙権が与えられる年齢が何歳に引き下げられる見こみでしょうか。
【答】
18歳
現在の選挙権は20歳ですね。
これは1945年に20歳となってから、約70年間変わりませんでした。
これを18歳に引き下げようというもので、今回の国会でこの改正案が可決されてば、早ければ2016年の参議院議員選挙からそうなる可能性もあります。
実は昨年の国会にも提出されていた案なのですが、昨年末の衆議院の解散にともなって、廃案となっていた件でもあります。
選挙権を18歳とすることで、賛成派は
①政治に参加することで自覚が増す
②少子高齢化の中で、若者の意見が多く反映できる
③判断力も十分ある年齢であり、外国では多くが18歳から
などと述べ、
反対派は
①十分な判断力があるとはいえない
②引き下げたからといって若者が投票に行くとは思えない
③働いている人が少ない
などと主張してるそうです。
どちらも一理あります。
みなさんはどう考えますか?
子どもを一人の人格として扱う習慣が欧米には強いといいます。
日本も子どもに自らを「大人」だと意識させるしくみがあってもいいのかもしれませんね。
ちなみにヨーロッパでは、今、選挙権を16歳からとする潮流が起きているようです。
(五日市教室A)