今から100年前に継続中だった戦争と、70年前の8月15日に終わった戦争の名前をそれぞれ答えなさい。
【答】
第一次世界大戦 と 第二次世界大戦(太平洋戦争)
中学入試の社会では、「今から○十年前、○百年前には」から始まる出題が多く見られます。
そして、今年西暦2015年は二つの大きな世界大戦からの節目の年となっています。
さて、この二つの戦争には終戦後に共通する動きが見られるのをご存知でしょうか。
それは、人々が戦争のない世の中を求め、世界の平和と秩序を守るための国際組織が発足したということです。
まず、第一次世界大戦後の1920年には国際連盟。
産業革命以降の世界的な帝国主義に一石を投じる役目は果たしたものの、その後の第二次世界大戦を防ぐことはできませんでした。
そして、第二次世界大戦後の1945年には国際連合。
こちらは誕生から70年が経つ現在まで、国際平和の維持に一定の貢献をしています。
では、今の世界は本当に平和でしょうか。
どんな国もどんな人も心の底から平和を願っていることは間違いがなさそうです。
けれども、国によって人によって願う平和がちがい、そのズレが衝突や戦争へと繋がっていることは今も昔も変わりません。
平和と戦争は対義語でありながら、紙一重の隣り合せの関係だとも言えるでしょう。
この節目の年に、平和について考えることはとても有意義なことだと思います。
(横川駅前教室う)