南国風の花に惹かれる。
ハイビスカス、ブーゲンビリア、サンダンカ。
いいなあ…。
生命力も感じます。
日頃見慣れている花と違った風情に新鮮さを覚えるのでしょう。
今うちにあるものを紹介します。
ちゅらビンカ。
沖縄生まれのニチニチソウ。キョウチクトウ科。
色も面白いが、プロペラのようで、普通のニチニチソウよりシャープな感じがします。
マンデビラ。
やはりキョウチクトウの仲間で、南米原産。
つる性でアレンジしやすく、耐暑性も強いので夏にぴったり。
今玄関を飾っているのはサマードレスという品種で、色あいはプルメリア風。
白い花は清涼感があります。
しかし白いハイビスカス(コーラルホワイト)、なかなかないなあ…。
ハイビスカスは20世紀初頭にハワイで始まったとされ、以来たくさんの品種が生み出されていますが、何に限らず、栽培種、品種改良に情熱をかたむける人に敬服します。
たとえば米の品種改良。
寒さに強い品種、耐病性の強い品種。
収量の多い品種、背が低く倒伏しない品種、そして日本人の味覚にあう品種…。
どれとどれを交配するのかを決め、またそれが結果として有意なものといえるだけの量や回数をこなすことを考えただけで、気の遠くなるような作業だと思うのだ。
うまく結果が出ないことも多々あるだろうし。
未来を見据えた地道な作業だ。
今の時代、結果だけを性急に求めることが多すぎるような気がするのだ。
結果はうまくいかなかったけど、得たものがある。
失敗だったけど、次にいかせるものを手に入れた。
そういうことって、結構あるのに。
頑張ったらすぐに結果が出ないとダメ。
そんなふうに考え、途中経過を重視しなくなったらいけないと思う。
成長の前にはエネルギーを蓄えるために一時的に止まるように見えることもある。
一見むだなことをやっているように見えて、実は大切な作業を身につけている最中だ、なんてこともある。
今年はブルーベリーが豊作なのですが、2年めについた花芽を、もし喜んでそのまま実として成熟させていたとしたら、以降の成長が遅くなり、実つきも悪くなっていたと思います。
まして自分が教えているのは子どもだ。
植物とは違って、どんな実がなるのかも決まっていない。
実がなることを、「結果」といいます。
大きな実になれかしと願いつつ、途中経過を見守る視点を忘れてはいけないと、そんなふうに思います。
(五日市教室A)
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来週の「畑のありんこ」はお休みします。
次回は18日(月)となりますのでよろしくお願いします。
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