【問】
11月21日に衆議院が解散され、12月14日に投開票が行われることになりました。今回の選挙から衆議院の定数が減ります。何名になりますか。
【答】
475名
6年生のみなさんはもう覚えていることと思いますが、これまでの衆議院の定数480名から5名減って、475名となります。
減るのは全国を300区に分けてそこから1名ずつ選んでいた小選挙区で、佐賀、福井、山梨、高知、徳島の各県の選挙区を1ずつ減らすことで295区とするものです。
比例代表で選出される180名は変わりません。
これは人口の多いところと少ないところで、一票の格差が生じていることを是正するための方策です。
「一票の格差」とは当選するために必要な票の数が大きくちがってしまう、つまり一票の持つ重みが都会は小さく、地方は大きくなってしまうということです。
たとえば2012年の衆議院議員選挙では千葉4区と高知3区の格差は約2.4倍となっており、これでは憲法のうたう「法の下の平等」に反するというわけです。
最高裁判所においても「違憲状態」という判決が何度か出されており、この早急な改正が望まれていましたが、なかなか進展が見られていませんでした。
とはいえ、都市部と地方で異なるアベノミクスの評価を見ると、果たして全国同じにするのがいいのかどうかも難しいところですね。
(五日市教室A)