畑のありんこ(366)

フェイジョア(90度右)近所の人からフェイジョアをもらった。
断面はちょっとグァバに似ていて、五弁の花のようなゼリー状の部分と、ちょっとシャリシャリするかたい果肉の部分とがあります。
香りもさわやかですが底に熱帯系果実特有の濃厚なものも感じられます。
以前近くの公民館祭りのときに山積みになったフェイジョアが売られてましたが、今回もらったのより小ぶりだったので、近くで栽培している人が何人もいるのでしょう。
ひそかなブーム…なのかな?

フェイジョアの苗

シャリシャリするのは「石細胞」と呼ばれるものが果肉中にあるからです。ナシと同じ。
リグニンという木化のための成分、セルロース(繊維素)、二酸化珪素(鉱物が多いですが、生体内にも含まれているそうです)などがたまったもの。
ちなみに日本なしはそのザラザラした食感から「サンドペア(砂の梨)」というそうです。
最初は種子を守るため、種子まわりに多いそうですが、実が熟すと果実全体に散らばるそうです。
うまくできてますねえ。
実のなる植物はいかに子孫を広げるかに知恵を絞って、実をおいしくして動物を呼ぶ、でも種子は守るという進化をしてきたわけですが、ほんと感心させられます。

ちなみに、うちにもフェイジョアの鉢があります。受粉樹がないので花を楽しむためなのですが、もう少し先ですかね。
次はもう少し強めに剪定してみよう。

(五日市教室A)