畑のありんこ(359)

スッポンタケ(右90度)12日はおおの自然観察の森できのこ観察会にいってきました。
きのこの採取、同定、説明などを楽しむ会です。
結構参加者がいた。

採るときの注意を聞いて、それぞれ出発。
センター出てすぐのところにいきなりスッポンタケが生えていた。
典型的な姿(?)でした。
森を歩くだけでもいろいろな発見があって楽しい。
まず秋の山野は色彩が美しいです。
栗も拾ったし、30センチくらいある細長いハチの巣も発見しました。

やぶに分け入ったり、倒木によじのぼったりしてきのこを探すこと60分。
山に散らばった全員のきのこを集め、同定を始めます。

キノコの同定(右90度)

次々と名前を書いて並べていくのですが、「~の仲間」「~タケ(?)」のように、完全に同定できないのが結構混じっていくのがきのこの同定の特徴です。
生えていた場所、ひだの様子や色、においなども判断の大きな材料になります。

スギヒラタケというきのこは平成16年と19年に中毒例・死亡例が報告されています。
それまで広い地域で食べられていて、食用として缶詰まで作られていたきのこです。
ところが、新潟、福井、鳥取などでは毒性を持つのに、広島のものは毒性がないそうです。理由はまだ不明。
わたしたち、平成16年に観察会で採ったスギヒラタケ食べてました。危ない。

そのほか、ホコリタケとツチグリの発生場所の違いとか、キノコと発生する木の関係とか、説明も興味深かったです。
帰りにスーパーでなめこ買って帰りました(笑)。

台風に戦々恐々としていましたが、とりあえず大きな被害はなくてよかった。
みなさんも無事でしたでしょうか。

(五日市教室A)

※月曜日掲載予定の記事ですが、台風による休講のため、本日掲載いたしました。