それでもI will be…(296)

これを皆さんが読んでいる頃には、台風は通り過ぎているでしょうか。
先週は、私自身のプライベートも仕事も嵐のような一週間でしたが、まさか週末に本物の嵐までやってくるとは思いませんでした。

それはさておき、最近は学習についての話題が多かったので、ここで1つ個人的な最近あったことを書いてみます。
先日、インターネットで自分に関連したページをいろいろみていくなかで、大学院の修士論文や、以前入賞したことのある空手道の大会のホームページなどに混じって、山梨県警のサイトを見つけました。
たしかに大学時代は山梨にいましたが、正直、すぐにはピンときません。

一体何なのかと思い、詳細を見ると、「危機問題管理委員会代表」とありました。
実は、以前に学校に委託されて行っていた防犯活動の名称です。
私の通っていた大学は田舎にあって、街灯も少ないうえに、女子の割合が多いこともあって、治安状況はけっして良い状態ではありませんでした。
警察もパトロールをしてくれていましたが、常駐というわけにもいかず、学生の有志で見回りをしたり、注意喚起を促すためにイベントごとにアナウンスをしていたりしたのです。

もちろん、すべての不安が解消されたわけではありませんでしたが、当時は一定の成果が出たことで満足したものです。
しかし、こうして社会人になってあらためて見てみると背中がかゆいというか……。
非常に若かったんでしょうね、良くも悪くも。
卒業する際には後輩に委員会を託しましたが、時代の流れを考えれば、もうこの業務は大学か警察主体のものに変わっているでしょう。
母校の学生たちが、こんなことに手を煩わされずに安心して学生生活を送れているなら、むしろそれは喜ばしいことです。
今年は、私の最初の教え子が大学生になり、その子を送り出すときにも一人暮らしの注意事項を説いたものですが、どうやらうまくやっているようです。

世間ではなにかと物騒なことが騒がれていますが、子どもたちにはできうる限り、そういった心配事を抱えずに学生生活を楽しんでほしいものだと、改めて思いました。

(五日市教室)