気になるニュース193回「民族と国家」

【問】

9月18日、ヨーロッパのある国の一部で独立の是非を問う住民投票が行われました。世界で初めて産業革命を起こし、“世界の工場”といわれたこともある、この国の名前を答えなさい。

【答】

イギリス

“グレートブリテン、及び北部アイルランド連合王国”
これはイギリスの正式な国名です。イギリスはもともと、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドがまとまってできた国です。
今回、そのうちのスコットランドでイギリスからの分離独立を目指して、住民投票が行われました。

スコットランドには北海油田もあり、石油の輸出で経済的にもイギリスから独立できると考えられたようです。
イギリス政府の政策への反発や、スコットランドの自治権が少ないことも、独立運動を後押ししました。
投票の結果に世界が注目していましたが、独立反対派が過半数を得、スコットランドはこれからもイギリスの一員であるということになりました。

私たちが住む日本も、さまざまな民族が集まって現在の国家を築いています。
沖縄独立を主張する人々の話や、アイヌ民族は現在では存在しないといった発言をした北海道議員の話もニュースで聞きました。
お互いを尊重しあい、認め合い、協力し合える国であってほしいと思います。

(皆実教室M)