気になるニュース191回「微力だが無力ではない」

【問】

予測される自然災害の発生場所や被害範囲、またそのときの避難場所などをまとめた地図のことを外来語で何と言いますか。

【答】

ハザードマップ

ハザードマップは東日本大震災や広島土砂災害においてその大切さが改めて注目されることになりました。
広島市や国土交通省のホームページで簡単に確認することができますので、ぜひ確認をしてみましょう。
自分の住む地域が何の災害に弱いのか。
また、災害発生時にどこへどのように逃げるのか。
そんな小さな準備が、日々の生活を大切にする意識や、いざというときの落ち着きにつながるのではないでしょうか。

さて、中学入試においては「地形図」の読み取りがよく問われます。
「方位・地図記号・等高線・縮尺」の知識を要しますが、最も理解しにくいのが「等高線」でしょう。
真上から見た地形図でも高さがわかるようにするための「等しい高さを結んだ線」のことを「等高線」と言います。

等高線1

等高線2

※①では、等高線が中心に向かってへこんでいるところには谷があることがわかります。豪雨のさいにはそこに水が押し寄せます。
※②では、等高線の間隔がせまいところは急斜面になっていることがわかります。くずれた土砂の勢いは相当のものとなるでしょう。
それらをふまえて実際にハザードマップを見てみましょう。
どういった場所が危険であるか、文字通り浮き彫りとなって見えてくるかと思います。

このたびの広島土砂災害における被災地の復興と亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

(横川駅前教室う)