それでもI will be…(290)

学年によっては連日授業がある夏期講習も終わり、通常授業が始まりましたね。
忙しかった分だけ、夏期講習は実りが多いものになってくれていることを祈ります。
私達も午前・午後と授業に入りっぱなしで、なかなかに密度の濃い日々を過ごしました。
しかし、それはあくまでも仕事です。
せっかくの夏ですから、私個人としても何かに取り組みたいと考えました。
そこで、普段はまとまった時間が取れない小説の執筆に大きく時間をかけることにしました。

目標は盆開けが〆切のコンテストに応募すること。
この目標を立てたのが、夏期講習に入る前でした。
総ページ数の予定は約75ページ。
夏期前の進行状況はわずかに5ページでした。
各週の進行予定を決めて夏期講習に突入しました。
しかし……大きな試練が待っていました。
今年は野外活動や登校日に伴う補完等も多く発生し、授業をこなして、家で次の日の準備をしたらもう限界、という日々が続きました。
結果として、お盆前の段階で進行状況は15ページ。
ほぼ、不可能に思われました。

とはいえ、自分で立てた目標を軽々と投げ出すわけにはいきません。
ただでさえ、30歳を目前に控え、仕事と自分の夢の両立に揺れている今日この頃。
ここで諦めたら、ずるずる夢を捨ててしまいそうな気がした私は、お盆のほぼ全てを執筆に費やしました。
その結果、どうにか〆切当日の午前5時、完成させることができました。
正直に言って、校正は不十分ですし、無理やりまとめきった印象は否めません。
それでも、久しぶりに1作品書き上げたことには大きな充実感がありましたし、応募後に見せた友人達には概ね好評です。
コンテストの結果はまだ出ていませんが、長年見せてきた友人の何人かから、まだまだ書いて見ろよ、と言われたのが最大の報酬でした。

小学生の皆さんには、私以上に多くの可能性が眠っているはずです。
勉強に限らず、それらの可能性を大きく伸ばせる2学期にしていってください。

(五日市教室T)