あっという間に夏期講習も終わりを迎えようとしています。
皆さんにとって有意義な夏になってくれていればよいのですが。
夏休みが終わると、各学年とも、また雰囲気が変わっていきます。
特に6年生は、いよいよ受験に向けた本格的な勉強が始まります。
授業で扱うものも入試の過去問が混じり始め、4コマ目の授業のスタイルも変わっていきます。
それに伴い、苦戦するポイントも個人個人でちがってくるはずです。
そんな時に大切なのが、質問です。
ただし、質問にも上手な質問と、あまり効果がない質問があります。
効果的なのは、
・問題とノートを持ってきて、自分がどこまではわかって、どこからがわからないのか示す。
・理数系のわからない問題では図を描いてどこまで理解できているか確かめて、持ってくる。
・解答解説も読んだが、この部分の説明の意味がわからないと示す。
・自分が書いた自由記述の答えと模範解答の記述を持ってきて、多少違う点はあるが、これは正解かどうか尋ねる。
・質問した問題は、時間を置いて必ずもう1回自力で解く。
といった質問です。
この質問の仕方であれば、必要最低限な部分を質問しつつ、自分の力はきちっと出し切ることができるわけですね。
反対に効果があまり望めない質問は、次のようなものです。
・問題を自分で持ってこない。
・自分で一切解いていない。
・聞いた後にもう1回解かない。
こういったものは厳しい言い方ですが、質問することに満足しているだけであって、理解できていないケースが多いですね。
また、そういったケースに付随して見られるのが、質問を待っている間の過ごし方です。
特に夏期中は講師も授業が多くありますので、質問が順番待ちになることもあるかと思います。
質問することで満足しない、きちんと理解しようと努める子は待っている間に暗記単元など自分で出来ることをやりながら待っています。
逆に、質問することで満足する子は友達とおしゃべりしながら待っています。
厳しいようですが、受験学年ともなるとそういった意識の改革も大切なことです。
時間が有限である以上、その限られた時間をうまく使って、成功を勝ち取れるように私たちも手助けしていこうと思います。
勝負の秋、冬とがんばっていきましょう。
(五日市教室T)